BlackBerry Priv 使用感ーノルウェーでAirSimを使ってみたー
すでにブログにアップしたように、ノルウェーに2泊5日の弾丸出張に行ってきました。今回のような出張では移動時間は長い割に現地滞在時間が短い(今回は10日昼から12日朝まで)ので、仕事用に借りたGlobal WiFiの場合は、下記のように合計5日間のプランになり使用しないのにレンタル料金がかかるという効率の悪い状況になります。

こういった場合こそ、AirSimのような移動先でプランを購入できるSimが活躍します。AirSimは一度購入すると最終使用日から1年間有効期限が延長されていくので1年に一度でも使用する人の場合は実質期限なく使用することができます。
私の場合は、これまでに 韓国、インドネシア、タイ、ヨーロッパ7か国(ドイツ、オランダ、ベルギー、フランス、イタリア、スウェーデン、フィンランド)で問題なく使えることは確認しました。当然ながら、AirSimを入れたスマホが使用する国のキャリアの周波数に対応していることが前提条件です。したがって、通信プランを購入する前にAirSimで購入する訪問国のキャリアの対応周波数と使用するSimフリースマートフォンの対応周波数の整合性チェックを行う必要があります。過去の経験では、特殊な周波数を使用している中国移動を持って行ったスマホがサポートしておらずデータ通信プランを購入したが使えないという状況が発生しました。中国に関しては来月前半に訪問する予定なので、その際にはBlackBerryで試してみます。
AirSimのノルウェーでのデータ通信プラン
まずは、AirSimで購入可能なノルウェーのデータ通信プランですが、アプリを立ち上げBuyのタブから探すと下記のようにサポートしているキャリアはTelia/Telenorというキャリの一択ですので、このキャリアがサポートしている対応周波数のみチェックすれば良いことになります。つまり、FDD-LTE1800(Band 3)/2600(Band 7)/800(Band 20 )MHzとなります。本来なら、訪問するエリアを本キャリアが対応しているかCoverage Mapで調べておいたほうが安全ですが今回は首都のオスロ周辺なので問題ないでしょう。
BlackBerry Priv(STV100-3 海外版)の対応周波数
次に持っていくBlackBerry Priv STV-3 海外版の対応周波数を調べます。検索すると下記ページに情報がありました。
4G:LTE Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/20/25/28/29/30
https://memotora.com/2016/11/06/review-blackberry-priv-stv100-3/
TD-LTE Band:38/40/41
3G:850/900/1700/1900/2100 MHz
GSM:850/900/1800/1900 MHz
この情報によるとノルウェーのキャリアのすべての周波数をサポートしていることがわかります。
ちなみに、中国移動の周波数もAirSimのアプリで調べるとBand39,40,41を使用しています。Simフリーのスマホでもこれらの周波数をサポートしているものは少ないので注意が必要です。Privでは40,41の二つに対応しているので大丈夫でしょう。

料金プラン購入
BlackBerryで問題なく使用できることが確認できたので料金プランを購入します。今回は下記48時間プランを購入しました。USD9.99なので、Global WiFiと比較して約1/9になります。

使用感
オスロ空港到着までにBalckBerryにAirSimをセットしておき、着陸と同時に電源を入れます。この際に、忘れずに海外ローミングをONにしましょう。APN設定等は自動ですのでマニュアル設定する必要はありません。
下記のようにキャリアの電波を掴み、Google Mapも表示できました。ホーム画面の地点情報はアップデートされていませんが、これはアプリ側の問題です。
訪問したオスロ中心部、ASKERでも問題なく使えました。通信速度も十分でGoogleマップの応答性も問題なかったです。
まとめ
BlackBerry PrivにAirSimを入れてノルウェーで使用してみました。Global WiFiに比べて現地滞在時間中だけでのプランを購入できるので料金も1/9で快適に4G接続できました。
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