HELLO CYCLINGを使ってみた

 中国では有名な自転車のシェアリングシステムの日本版の一つであるHELLO CYCLINGを使ってみた。

本場中国のシェアリング

こちらは有名なアリババ本社がある杭州のカーシェアリングよう自転車。日本のシステムとの最大の違いは中国ではステーションのようなものはなく自転車をどこで乗り捨ててもよく、逆に借りるのもどこでもよいというフレキシビリティに溢れたシステムであること。借り方は路上にある自転車のQRコードを専用のアプリで読み取ることで解錠され乗ることができる非常に簡単なシステム。

借り方の一例としては、下記のような中国地図アプリ(VPNなしで閲覧可)を表示、地図画面に自転車マークが出るのでそれをタップすると業者毎の自転車がどこにあるのかがわかるので、自分が契約している業者自転車を探し、そこに行けば借りれるシステム。下の例だと30分で16円と安価です。

 メンテナンスの手間を省くためのチューブレス自転車、電動アシスト自転車などもあります。

HELLO CYCLING

 前置きが長くなりましたが、HELLO CYCLINGはあらかじめ確保されたステーションにある自転車を借りるシステム。中国のように歩道に溢れる自転車を見るとこちらの方が当然ながら町の景観を損ないません。

借り方は中国と同様、専用アプリをスマホにダウンロード、マップ画面で空きを探し、あらかじめ予約する形。下記のように日本の都市部を主体にステーションがあり、関東エリアは沢山のステーションが表示されます。

具体的には、アプリを立ち上げマップ画面表示、貸し出し可能タブ選択、表示されたステーション選択、ステーションの情報が表示されるので、一覧の自転車中から借りたい自転車を選択することで予約できます。すべて電動アシストタイプですが個体によって充電状態がことなり充電が十分でないとアシスト機能が使えないので現物をチェックした上で予約する方がおすすめです。

実際に現地で自転車を借りる際は、自転車のハンドルについている端末の電源を入れ、予約時にスマホに表示された暗証番号入力すれば解錠されてレンタル開始になります。

電動アシストはハンドル左側のコントローラで制御します。

返却時は空きのあるステーションに自転車を止めた後、鍵をかけた上で自転車の端末のガイドに沿って返却を選択します。

まとめ

 HELLO CYCLINGを使ってみました。中国のシェアリングと異なりステーションでの貸し借りになりますが、電動アシストも付いているので自転車自体は快適です。課題は朝は駅に自転車がたまり、夜は駅以外にたまるため、利用できても希望するステーションに返却できないケースがありますので、時間がないときは使えない点です。下記はある夜の状況で住宅地側で返却できるステーションが全くありません。