Abida アクティブスタイラスペン

 モバイル時のポインティング操作を改善するために、Abidaのアクティブスタイラスペンを手に入れました。

アクティブスタイラスペンとは

 最近のスマートフォン、タブレットに搭載されているタッチパネルは静電容量方式のものがほとんどで、従来の感圧式のタッチパネルと比べて、指等によるタッチ、フリック等のジェスチャ操作が軽荷重で行える、マルチタッチ操作が可能等のメリットがあります。反面、指等の導体(GNDと等価なもの)にしか反応しないため、厚い手袋(導電性の手袋は除く)での操作ができない、導体以外のペンでの操作ができない、導体のペンでも指先くらいの太さがないと反応しないなどの課題があります。

 このため、WACOM等から専用ペンでの筆記操作、細かいポインティング操作等が可能な電磁誘導式のタッチパネル(デジタイザと同じ原理)と静電容量方式を組み合わせたハイブリッド型のタッチパネルがサムスンのGalaxy Noteシリーズに搭載されており、筆圧を含めた筆記操作等も可能にしている。但し、ハイブリッドにする分コストアップする、スマートフォンでの筆記操作のニーズはそこまで強くない、等々からハイブリッドタッチパネルの搭載はそれほど進んでいない(AppleのiPadシリーズのペン操作もハイブリッドタッチパネル方式と思われる)。

 そこで通常のスマートフォンでのペン操作を改善することを目的にアクティブタイプのスタイラスペンが販売されている。アクティブタイプのスタイラスペンは、電池、バッテリを内蔵することで、ペン先が細いスタイラスペンでの操作を可能にしているため、百均等で販売されている安価なパッシブタイプのスタイラスペンと比べて細いペン先でも操作が可能なため、細かいポインティング操作が可能となる。つまり、スマートフォンのように指操作を前提としたUIを持たないWindows系でのマウスライクな細かなポインティング操作も可能となり、GPD Pocket2のようなWindowsベースのUMPCやK-touch i9 のような超小型スマートフォンにおける操作性も大きく改善される(はず)である。

手に入れたアクティブスタイラスペン

 今回手に入れたのはAbidaのアクティブスタイラスペン。結構立派な箱に入っており、スタイラスペンも太さは通常のボールペンくらい、長さは15.5㎝、ペン先の太さは3㎜です(ペンの先端はもっと細くなっています)

同梱されているのは、充電用のUSBケーブル(スマホ用のマイクロタイプ)と取説です。Made in Chinaですが、珍しく取説は英語と日本語表記です。フル充電の場合は12時間稼働するとのことなので、この仕様が事実なら実用的には十分です。但し、対応機種はiPhoneとiPadシリーズのみのようです。但し、アクティブスタイラスペンは、ハイブリッドタッチパネルのようにタッチパネルメーカの依存性はないはずで、静電容量方式のタッチパネルを搭載したスマートフォン、タブレット等では問題なく使えるはずです。

お試し

 今回は、私が保有するiPhone6s、GPD Pocket2、K-touch i9 、そして最近手に入れた富士通のARROWS Tab Q506/MEでお試ししてみました。

iPhone6s

 通常のアイコンタッチ操作、メモ帳での筆記操作、英字キーボードでのタッチ操作共に問題なく使えます。

GPD Pocket2

 下記に示すようにペイントでの筆記操作、ブラウザ画面での文章選択操作等ストレスなく可能です。

K-touch i9 

 こちらはアイコンの選択操作、英字キーボードの選択操作、及びEvanoteでの手書き機能を試してみましたが、感度が悪くほとんど使えません。パッシブタイプのスタイラスペンでも反応は悪いので単純にタッチパネル側で要求する容量値が大きいのか?? 期待していた小さなソフトウエアキーボードでの操作性改善はできませんでした。

ARROWS Tab Q506/ME

もともとタブレットスタイルのPCであるため、今回試したデバイスの中では最も反応が良いです。ペイントで試した限りでは、その他のデバイスよりも視差(スタイラスでタッチした位置と表示の反応位置のズレ)も最も小さく、使い勝手良いです。

まとめ

 少し皮肉な結果になりましたが、本アクティブスタイラスペンとの相性は、ARROWS Tab Q506/MEが最もよく、以下iphone6S、GPD Pocket2の順で、K-touch i9 ではほとんど使えませんでした。とはいえ、GPD Pocket2をモバイルで使用時には操作性は向上するのでしばらく使ってみます。