GPD Pocket2 Amber BlackでAndroid-x86
前回windows上で動作するNoxPlayerをGPD Pocket2 Amber Blackにインストール、Windows上にはない機能を有するアプリを使う環境を整備した。しかし、あくまでもエミュレーション動作のため、一部アプリケーションの動作速度が実用的でないという課題があった。そこで、今回はx86の環境に直接インストール可能なAndroid-x86を試してみた。
Andorid-x86のISOイメージダウンロード
まずはインストールするイメージファイルをDownloadサイトからダウンロードします。下記のように2018年2月9日時点での最新版は Android-x86 8.1 のようですので、そのISOイメージをダウンロードします。サイズは900MB弱になります。

ISOイメージをUSB等に書き込み
次にダウンロードしたISOイメージをUSBあるいはMicroSD等に書き込みますが、ブート可能な状態にするために、専用のアプリケーションを使って書き込みます。今回はISO to USBというソフトウエアを使用しました。書き込みの手順は下記のとおりです。
- Browseボタンを押すとファイル選択画面が表示されるので、ダウンロードしたISOファイルを選択
- USBドライブフィールドで書き込みを行うドライブを選択、今回は32GB のMicroSDを使用
- FileシステムはデフォルトのFAT32を選択してBurnボタンを押して書き込み
ISO to USB起動画面 1.ISOファイル選択画面 2.USBドライブ選択画面 3.Burnボタンを押して書き込み
USBライブモードで起動
起動ディスクができたので、この起動ディスクを用いてGPD Pocketを再起動します。GPD Pocketで起動ディスクを選択する方法は2種類あります。いずれも電源ON後GPDロゴが表示されている間に特定のキーを押下することで選択します。
- ESCキーでUEFI画面を出し、該当ドライブを選択
起動モードを選択する画面が表示されるので今回は一番上のLiveモードを選択します。
UEFI画面
- DELキーを押してBIOS画面で起動ドライブを選択
BIOS画面表示後、Bootセクションに移動し、Boot Option #1で作成した起動ドライブを選択します。下記表示ではSD/MMCをOption #1で選択します。次に本設定を保存して終了すると上記UEFI画面が表示されますので、同様に一番上のLiveを選択します。
Andorid初期設定プロセス
モード選択して起動後は下記のように通常のAndroidの設定画面が出てきますので、言語選定、Wifi設定、Googleアカウントログイン等を順次行っていきます。ちなみに、 表示はすべて縦モードになりますので、通常のAndroid端末のようにGPDを縦使いでタッチパネルで操作したほうがスムーズに操作が可能です。というかマウスは画面が90度回転しているので操作が困難です。
無事にAndoridのホーム画面が立ち上がりました。

使用感
さすがにNativeで動作しているのでサクサク動作して気持ちが良いです。CHROMEブラウザ、YouTube、Google Playなどがプリインストールされており、下記のようにGoogle Playからアプリのインストールも問題なくできます。
課題
最大の課題は縦モードでしか表示できない点です。画面回転アプリを導入しましたが画面の回転はできませんでした。このままではGPDを縦持ちして使うしかありません。ホールド感は却ってよく、タッチパネルの反応も良いので通常のスマホと同様快適には使えますが、見た目はちと恥ずかしい。以前使っていたクラウドファンでイングで手に入れたAndroid PDA Geminiで縦モードのアプリを使う時と同じようなイメージです(デジャブ)。
ということで、ハードディスクへの導入は見送ることにしました。
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