21夏 標高の高い道の駅を巡る車中泊の旅ー道の駅みとみ 改 笛吹フルーツパークー
今回は冷房設備のないN-BOXでの真夏の車中泊ということもあり、山梨県を中心にできるだけ標高の高い道の駅をめぐりできるだけ快適に車中泊を行います。このサイトによると、道の駅は標高順に下記のようになっています。
- 1位 海抜1934m. 道の駅 美ヶ原高原 …
- 2位 海抜1231m. 道の駅 草津運動茶屋公園 …
- 3位 海抜1217m. 道の駅 ビーナスライン蓼科湖 …
- 4位 海抜1084m. 道の駅 みとみ …
- 5位 海抜990m. 道の駅 こぶちさわ …
- 6位 海抜989m. 道の駅 なるさわ …
今回は、比較的近場にある3位から6位を回る車中泊の旅です。
一日目は平成の名水百選に選定され初夏はシャクナゲが一見の価値のある西沢渓谷の入り口に位置する道の駅みとみです。美ヶ原高原、草津、蓼科に続く標高4番目の道の駅で1084メートルです。
準備編
今回はサーフィンはしないので、車中泊に必要な必要最低限の荷物のみにしますが、真夏の車中泊ということもありポータブルバッテリで駆動可能なコンパクトな扇風機(トップランド、どこでもFAN、DCボックスタイプ)のみを持っていくことにします。島忠で税込みで3000円弱で購入しましたが、Amazonが2473円で安そうですね。
フロント左上にはLEDがあり、風量とタイマーが表示されます。風量は4段階+ランダム、タイマーは1H、2H、4H、8Hの4段階をそれぞれのスイッチを押すごとに変更できます。タイマー機能は車中泊でも意外と便利な機能であることが実際に使ってみて分かりました。
左側面にはACアダプタの入力(12V)とUSB充電ソケット(スマホ等を充電可能)があり、標準でAC100VをDC12Vに変換するACアダプタがついています。また、スタンドもついているので傾斜角をつけることもできます。
次に実際に消費電力と騒音を検証してみます。検証に使用したポータブルバッテリーは以前にも紹介したJackeryの400WタイプとMARBEROです。
まずは、付属のACアダプタにてAC100Vを使用した場合の消費電力を風量を4段階で測定しますと、9〜12Wという結果になりました。
次にたまたま保有していたDC12Vのアダプタを用い、同じく風量4段階で測定してみます。結果、3〜7Wとなり、AC100Vに比べて3割程度消費電力を抑えられることが分かりました。やはり電圧変換するよりはダイレクトのほうが効率が良いことが分かります。

次にMARBEROでも試してみますが、こちらも問題なく動作しました。DCモータタイプなのでMARBEROの100V出力でも変な音は発生しません(ちなみに、家庭用の扇風機をMARBEROで動作させると異音が気になります)。
次に騒音を測定しますが、JackeryのAC100Vを使用しているとたまにファンが回るのでDC12V供給にて実験しましたが、20cmくらいの距離でも65〜75dB程度の結果になりました。体感的には最も弱い風量だと全く気にならない程度、最強だとちょっとうるさいかなと感じるレベルでした。
本体が軽いので、下側のスタンドを使ってシェードに引っ掛け、少し開けた窓から外気を取り込むこともでき大変便利でした。
実際にはN-BOX用の網戸等専用のものがあるのでそれを使って快適な車中泊にすることも可能ですが、すでにバンコンを発注、10月には入手できる予定でN-BOXもそれまでのつなぎなのでN-BOXに特化した装備は今回は見送ることにしました。
車中泊編
準備もできたので出発しましたが、いきなり初日からトラブルが発生です。なんと、中央道側から道の駅みとみにアクセスする予定でしたが、140号線が大雨のため通行止めになっていました。流石に埼玉側からアクセスするには一旦八王子まで戻らないといけないので現実的ではなく、近場の代替車中泊地を探したところ、同じく140号線手前に位置する道の駅花かげの郷まきおか、笛吹川フルーツ公園が見つかりました。
道の駅花かげの郷まきおか
標高ランキングでは61位の548mと低いのですが、ここでも25度程度の気温であり車中泊も可能そうでしたが、少し古めかしくトイレも改装中のため見送りました。
笛吹川フルーツ公園
こちらは標高約600mと花かげの郷まきおかとほぼ同じ標高ですが、目の前に勝沼が一望でき夜景も綺麗そうなこと、近くにフルーツ温泉ぷくぷくがあることから、こちらを選択しました。
フルーツ公園は、特に富士山を望み、夜景も非常にきれいなスポットです。また、早朝の散歩にも気持ちが良い公園で夜遅くには若者、早朝からは家族連れが訪れますが、夜中は比較的静かな公園です。おすすめは少し下に位置する第2駐車場の24時間空いているトイレ周辺です。夜は星空も非常に綺麗にみえ、運が良ければ流れ星も観測できます。懸案だった車中泊ですが、後席の窓を全開にし、準備した扇風機を窓に引っ掛ける形で外気を取り込んだところ、寝苦しさは感じませんでした。ただし、早朝から太陽が差し込むので木陰に停車しておいたほうが朝までゆっくり寝ることができます。
ほうとう蔵歩成
食事は、フルーツ公園を下った麓に位置するほうとう蔵歩成フルーツライン店です。
普段は混雑するようですが、少し早目の時間に訪れたため待ちもなくすぐに案内されました。メニューはほうとうメインで定番の黄金ほうとうは豚肉と鶏肉の2択、少しお高いですが山梨名物の煮たあわびが入っているものもあります。写真は豚肉バージョン、空中かぼちゃっと言って宙に浮いた状態で育てたかぼちゃが絶妙な甘みです。また、写真の里芋のからあげもシンプルですが超おすすめです。
ぷくぷく温泉
フルーツ公園を登ったところにはTVで有名になったほったらかし温泉とぷくぷく温泉の2つがありますが、今回は相対的に空いていそうなぷくぷく温泉を選択。
駐車場に入る道は少し険しく、大きめのキャンピングカーでは登るのが難しいかもしれませんがその場合は下に止めて徒歩でもアプローチできるので問題ありません。駐車場は照明もなく夜は真っ暗なのが難点ではありますが、下記のような眺望が露天風呂からも眺められるので夜景を眺めるにはおすすめです。夏だからかお湯の温度が低めなのが難点ですが、露天も広めでゆったりできるので子供さん連れには良いかもしれません。
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