ホンダ N-BOX(JF1) で車中泊ー準備編ー
ここ数年はDelta航空のマイルを使い、年末年始も含めてバリ島を中心にサーフィンに行っていましたが、今年はコロナ禍で海外旅行は断念せざるを得ない状況です。加えて国内においても新規感染者が急増しておりGo To トラベルキャンペーンもこの先どうなるかわからない状況だったため、この際流行りの車中泊の環境を整え、車で国内を回ることを考えました。
しかし、我が家には車がないため、車中泊が可能な車を調達することから始める必要があったため、東京キャンピングカーショー2020年を訪問・調査しました。
本展示会では、本格的なバスコン、キャブコンから日常使いにも支障のないバンコン、スモールスタートが可能な軽自動車をベースとする軽キャンまで、多くのキャンピングカーが展示されていました。装備等の実車を見学するとやはりシャワー、トイレまで装備されているキャブコンに魅力を感じましたが、価格的には500万円を超えるため、経験値のないものがいきなり購入するには敷居が高すぎます。そのため、価格的にもう少し低いバンコンや軽キャンが候補になりますが、それでも200万円以上はしますので、長続きするかも分からない状況では投資が大きくなりすぎます。そこで、中古車ベースでベッドキット等で車中泊を行う方法で検討、3列目シートが床下に収納でき、セカンドシートを撤去すれば運転席後ろにフラットな空間を作り出すことができ、かつ観音開きのワクワクゲートを有するホンダのステップワゴンを第一候補としていましたが、こちらも5年落ちの中古でも200万円は超えるので断念し、維持費も安い軽自動車をターゲットに変更しました。
Webサイトを検索すると軽自動車の人気車種が検索できますが、通常使いを考えるとバン系は候補から除いた上位3車種(ハスラー、N-BOX、ウェイク)に絞り込みました。幸いなことに全ての車が普段利用していたタイムズカーシェアリングの対象になっていたので、購入前に車中泊としての居住性、運転のしやすさなどを中心に試乗を行いました。その結果、デザイン性ではハスラーがNo.1でしたが、そのデザイン性が故に前方の視界が他の2車種に比べて相対的に狭く感じ、運転のしやすさという点で候補から外しました。また、ウェイクは車内空間の広さはN-BOXと遜色がないかそれ以上で問題はなかったのですが、アピールしてくるものがなかったのこちらも候補から外し、最終的に居住性、運転のしやすさ、車中泊グッズが充実している点を踏まえ、N-BOXに決定しました。
それ以降は、HONDAの認定中古車U-Selectのサイトで100万円前後の中古車を検索、たまたま近くのHONDA CARS 習志野店にあった2017年登録のN-BOX(JF1)を購入しました。
車の準備はできたので、次に車中泊のための環境を整えていきます。
1. ベッドキット
まずは、車中泊用のベッドキットですが、MGR Customsさんのフルタイプベッドキットを購入しました。
届いたものはこちら、3箱に分かれてきますが非常に大きなものです。
まずは、全て箱から取り出します。
クチコミに記載があるように梱包は非常に丁寧で、傷一つついていない状態で届きます。本来は車庫等で組み立てるのでしょうが我が家は駐車場で作業を行う必要があるため、まずは家の中で一旦組み立て、持ち運び可能な単位で車に運び設置していきます。組み立て方は付属されている説明書及びYoutubeを参考にし、30分くらいで完成しました。
一旦組み上げた後、部分パーツに分けて車に設置しました。車への設置は指定された通りに補強板等を敷き、設置していくだけです。N-BOX JF1専用ですのでピッタリ収まります。
こんな形で身長176cmでもゆとりで寝れます。
ベッドキットの下には空間ができますので、奥行き50cmほどの衣装ケースを奥に2つ、手前に2つ、合計4つ入れることができ、スッキリ格納できます。
このベッドキットは、下記のような車種用にラインナップされているようです。
2. サンシェード
次は車中泊時の遮光、室温保持のためのサンシェードです。こちらもN-BOX JF1専用のものを調達しました。
全ての窓に貼り付けた後の状態です。窓ガラスにスモーク処理がされているところは色が変わって見えます。
純正なので窓の形ピッタリに貼り付けることができ、遮光性は十分です。
3. 寝袋
車中泊時には電気敷き毛布をベッドキットの上に敷くため、寝袋はオールシーズンタイプの安価なものにしました。
4. ポータブルバッテリ
車中泊では電気敷き毛布、玄米ご飯を炊くための炊飯器、お湯を沸かす電気ポットなどを使用するため、ポータブルバッテリが必要になります。色々な容量、種類のポータブルバッテリがありますが、最初なので定番のJeckeryの400Whのものを選びました。
5. ソーラーパネル
ポータブルバッテリはACアダプタ、シガレットソケットにて充電できますが、車中泊時は日中太陽光にて充電を行いたいので、ポータブルバッテリと同じJackeryのソーラーパネルも購入しました。
こんな形でWeekDayに家のベランダで充電することで週末には満タン状態で使用できます。60Wのパネルですで27W程度の出力が出ています。きちんと角度を調整すれば40Wくらいには到達しそうです。
6. おひとりさま用炊飯器
最近は、白米は食べず玄米食にしているので車の中でも玄米を炊けるようにポータブルバッテリの容量200Wでも炊くことができるサンコーの炊飯器を購入しました。
早速実験してみます。玄米を1合、水をメモリに合わせて入れ、ポータブルバッテリに繋いで炊きます。炊き初めは200Wを瞬間的に超えますが、20分強で炊きあがります。なかなか美味しいです。
7. ワクヨさん
車内でコーヒーを飲んだり、湯たんぽにお湯を入れたりするために電気ポットを購入しました。こちらは12Vで沸かすことできる製品です。
こんな形でエアコンの吹き出し口にセットして使います。沸騰するまでには30分ほどかかりますが、移動中に沸かすことができるので便利です。
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