ThinkPad X220の性能改善
下記記事で秋葉原にて激安のThinkPad X220を手に入れたことを報告しました。
上記記事で報告したように、メモリは4GB、新品のSSD128GBが入っていたため、Windows10のProバージョンも特にストレスも感じないレベルで動作はしていました。しかし、今後Andoridの開発環境をインストール、アプリの開発等を行うにはメモリが不足します。また、SSD128GBでは将来的にストレージスペースが不足する可能性があります。外出時は軽量のMacBook Airを持ち歩くので、本マシンを持ち歩くことはありませんが、購入時についていた9セルの大容量バッテリはやたらと重いため、できれば6セルの標準タイプの方が本来のラップトップスタイルの使い方が活きます。
以下では、上記メモリ増設、ストレージスペース拡張、軽量バッテリへの交換の内容を記載します。
メモリ増設
本機種は底面の蓋を開けるだけで簡単にメモリの交換ができます。今回は購入時に入っていたSamsung 2GB DDR3 PC3-10600S 1333MHzのメモリ2枚を4GBのものに交換しました。問題なく8GBで認識しました。
ストレージ拡張
次にストレージスペースの拡張を行いますが、まずは以下の案を考えました。
- 空いているmSATAスロットにmSATAのSSDを増設
- SATA3のSSD/HDDスロットの128GB SSDを大容量のSSDに交換して増設
しかし、上記案では大容量のSSDがまだ高価なためにお手軽に拡張はできません。そのため、手持ちの1TBのSATA HDDをSATA3のスロットに増設、mSATAスロットにはシステム用に必要最低限の120GBのmSATA-SSDを拡張することにしました。
まずは、mSATAスロットに120GBのSSDをインストールします。mSATAのSSDは想定以上にコンパクトなサイズです。
底面の蓋を外し、mSATAスロットに購入したmSATAのSSDをインストールします。mSATAのSSDには2つのねじ穴がありますが、本体についている片方のネジのみで固定します。
蓋を占めて立ち上げますが、1回目はmSATAのSSDを認識しませんが、再度起動しなおすと正しく認識しました。
念のため、SATA3のSSDとmSATAのSSDとの性能比較をしておきます。mSATAインタフェースはSATA2対応との情報がありますので、性能的には落ちるようです。
SATA3のSSDからmSATAのSSDへのシステムの移行は以前であればクローン化アプリを導入すれば容易にできましたが、現在は無償ではクローン機能が使えないため、回復ディスクを用いてmSATAにWindows10 Proをインストールしました。
HDDのインストールは特段難しくなく、もともとついているSSDを取り出し差し替えるのみでしたので割愛します。ただし、古いHDDの場合は厚みがあり入らないケースがあるので注意が必要です。HDDは下記のようにEドライブとして認識され、性能的には当然ながらSSDにはかないませんが、データストレージとしては十分な容量が確保できました。
バッテリ交換
購入時に元々ついていたバッテリは大容量の9セルタイプでしたが、93.2Whのデザイン能力に対して55.8Whまで劣化、重量の割に容量が小さい状況でした。
メルカリで手に入れたのは6セルの標準タイプ、デザイン能力62.6Whに対して50.7Whですので9セルタイプの9割程度の容量で軽量化が図れました。
番外
Type-C充電ケーブル
旅行や出張時にノートPC毎に専用の大型ACアダプタを持ち歩くのは大変なのでPD対応したACアダプタを用いて手持ちのMacBook Airの充電を行っています。
そこで、ThinkPad X220についても同様にPD充電アダプタ+Type-Cケーブルにて充電できるように下記の変換ケーブルを購入した。Yahooショッピングサイトに購入したが、注文後に中国から直接配送されるので届くまでに2週間ほどかかります。
早速PD充電器に接続して実験、20Vでしっかり充電できています。これでACアダプタ類もコンパクトに持ち運べます。
USB3.0 Express カード
本機種の欠点であるUSBポートが全て2.0である点を解決するために、Express cardタイプのUSB3.0拡張カードを購入した。届いたものは本体とドライバが入ったCDです。これをPC Expresscard スロットに挿すことでUSB3.0ポートが3つ使えるようになります。
挿したままでは動作しないので、付属のCDを用いてドライバをインストールします。インストール後は再起動することで無事認識されます。
実際にUSB3.0のスピードが出ているかをUSB3.0対応のHDDを使って検証します。

左側がUSB2.0ポートで接続した場合、右側がUSB3.0で接続した場合のディスク性能です。シーケンシャルリードで4倍近いスピードになっておりUSB3.0の効果が実感できます。
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