ASUSのChromeBook C100PAを使ってみた

前回、ドン・キホーテのUMPCであるNANOTEを手に入れ、ノートブックスタイルでの使い方、移動時メインのタブレットスタイルでの使い方を考察してみた。

 タブレットスタイルではWindowsのアプリケーションより、Androidのアプリケーションの方が使いやすいのでBlueStacksというAndroidエミュレーションアプリをNANOTEにインストールし、Smartnewsでのニュース閲覧、Kindleでの読書などにトライしてみましたが、NATOTEのメモリが4GBしかないこと、CPUスピードも十分でないために快適な速度は得られず、実用的ではないという結論に至りました。そこで何か他に案がないか探していたところ、AndroidアプリがGooglePlayストアからそのままダウンロード使用できるChromeBookが良いのではと思い、早速メルカリにて探したところ、比較的安価でAndroidアプリも使えるChromeBookであるASUSのC100Pを見つけ手に入れました。

こちらのデバイスの特徴は、ChormeOSであることに加え、ノートブックスタイルのみでなく画面を360度回転させたタブレットスタイルにもできる点で、NANOTEと同じギミックになっています。NANOTEとの差異は、軽量なChromeOSであることと、画面サイズが10.1インチと大きい点です。MacBook Air 11.6インチと比較しても一回り小さく、モバイル性と閲覧性を両立させています。

ChromeBookですので、Web(Chromeブラウザ)システムしか提供していないWebilio英会話も問題なく使用でき、ブラウジングも快適にこなせます。また、Chromeウェブストアから、Chromeの拡張機能のインストールやChromeOSのアプリもダウンロードできます。

例えば、下記はLineで見た目はChromeブラウザ上ではなく単独のアプリのような見せ方で動作し、スマホのアプリと共存ができますので便利です。

上記のように家でPCを使う際にほとんどをChromeブラウザで処理している状況ではWindowsPCやMacBookと遜色なくというか、それ以上に快適に使用できます(なんたってコールドスタートでも数秒で立ち上がりますので)。次は、いよいよ本題のAndroidアプリを確認していきますが、すでにPlayストアがインストールされていますので、通常のアンドロイドスマホと同様にPlayストアから使いたいアプリを選んでダウンロード、インストールするのみで特別なことは不要です。

普段スマホで使っている下記アプリは問題なくインストールでき、インストールできなかったのはメルカリアプリくらいです。動作速度もNANOTEのBlueStacksとは大違いでスマホ並みに快適に使えるレベルです。特にChrome描画キャンパスと手持ちのスタイラス(Abida) との相性が抜群で下記画像のように非常に滑らかなお絵描きができる点は驚きました。

 ちなみに、下記スペックでわかるようにメインメモリは2GB、ストレージは内蔵16GB(ユーザエリアは12GB程度)ですので、Androidアプリを沢山インストールすることはできませんが、MicroSdを使えますのでアプリで外部SDを使えるものはそちらにデータを格納するように設定すれば良く、例えばNetflixのダウンロード映像はそちらにダウンロードすることで内蔵メモリを圧迫せずに使用できます。

 Androidの設定等は、ChromeBookの設定画面から”Android設定を管理”を選べば、おなじみの設定画面が現れますのでそちらで設定が可能です。

家の中では快適に使用できましたので、次は来週から始まる通勤時にモバイル接続環境でどの程度実用的に使用できるかを確認していきたいと思います。