革製のマスククリップを作ってみた
新型コロナへの感染防止の観点からマスクの需要が高まており、SHARPはじめ異業者のマスク製造への参入が始まっていますが、一向にマスク不足が解消されない状況です。たとえ運よく購入できても1枚100円なんて平常時の価格を知っていると全く受け入れられない価格になっています。そこで、アベノマスクに代表されるように布製のマスクが注目されていますが、布製のマスクもいざ購入しようとするとなかなか手に入らない状況で、キッチンペーパー、端切れ、ハンカチなどを活用したアイデアマスクが考案されています。
機能性だけ考えれば、100均等で販売している帽子クリップでハンカチの両端を挟むことで簡単にハンカチをマスク化するアイデアが考案されています。また、やはり身に着けるものなので、もうちょっとおしゃれに着けたいというニーズに応え、革を使ったマスクフォルダが販売されています。

色々な色やデザインで販売されていますが、非常にシンプルなデザインなので手持ちの革ハギレを使って自作してみた。
用意したもの
ガーゼマスク
近くのアジアンテイストの雑貨屋さんで購入した1枚150円のガーゼハンカチ。サーフィン図柄等ハワイチックなデザインでおしゃれです。23㎝角の正方形で比較的小さめな部類です。
マスクゴム
イオンで購入したマスクゴム、3mの長さで198円です。おひとり様1つの購入制限がかかっていますのでまとめ買いは避けてくださいね。
革ハギレ
こちらは手持ちで様々な種類、色、厚みのものがあるので適当なサイズの下記2つを使いました。色の違いが分かりにくいですが左側がクリーム色、右側が薄いピンクです。
裁断、穴あけ、ホック付け、紐付け
実際に作っていきますが、裁断、穴あけ、ホック付け、紐付けの4つのステップからなります。クリーム色のものを使って各ステップを説明していきます。
裁断
まず、革を2つのパーツに切り出しますが、サイズを決める必要があります。そこで実際の紙製のマスクのサイズを参考にします。横方向は、必要ないので縦のサイズを測りますが、ほぼ9cm弱といったところです。
高さは8㎝、幅は5.5㎝で革用のカッター等で切り出します。まずは長方形に切り出します。
角があるとデザイン的にはあまりきれいではないので、角に丸みを持たせます。
穴あけ
次にホックの穴と紐を通す穴を革細工用の工具を使って開けていきますが、ホックは大のサイズを使うのでホック穴は大きめの穴、紐用にはそれより小さな穴を開けます。左側がホック穴、右側が紐用の穴の様子ですが、写真を撮り忘れたので右側写真はホックが付いた後ですがこのようなイメージでホックと同じ高さの位置に紐用の穴もあけます。
ホック付け
ホックは、大サイズをつけていきます。ホックパーツの下側、ホックパーツの上側を付けていきますが、パーツの向きに気を付けてください(一度失敗して逆に付けてしまいました)。これも専用工具を使えば特に難しいことはないです。
完成形です。
紐付け
できたものに紐を通して皮側を結んでストッパにします。この結び目で長さの調整ができます。ちなみに、紐長さは15㎝にしました。
完成形。
ハンカチの取り付け
できたクリップをガーゼハンカチに取り付けます。ホックにハンカチを挟み込みますのであまり厚手のハンカチだと挟むのに力がいるかもしれません。マスク専用で使うならホックの位置に穴を開けた方が簡単に挟み込めます。
完成形。真ん中を少し引き出せば鼻と顎を確実にカバーできます。
ピンク色の方はもう少し小さめ、かつホックに光沢のあるシルバー色を使いました。
20分もかからずに1セット作れますので、ぜひ皆様もトライしてみてください。
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