Mac mini Late 2014のHDDをSSDに換装してみたー換装編ー

2020年4月19日

 前回の準備編にて必要機材の購入、クローンイメージの作成、外付けSSDドライブからの起動・動作確認まで完了しました。本編では、実際にHDDからSSDへの換装を行います。手順はこちらのサイトの記事を参考にしました。

 実際の作業は上記サイト情報で特に難しいこともなく進められますので適当に端折って説明していきます。

裏蓋(樹脂)を外す

 Mac miniをひっくり返し、黒い樹脂カバーを外しますが、専用の治具等は必要なく爪を間に挟んでこじ開けると簡単に開きました。

裏蓋(金属)を外す

 黒い樹脂カバーを外すと金属の蓋が見えます。この蓋はT6トルクスネジ(いじり止め付き)を使っていますので購入済みの工具を使います。下記の6Hが前記ネジに対応したもので、今回の分解ではHDDユニットを外す場合以外はこのビットが使えます。

 上記ビットを取り出して専用のドライバに取り付けてネジを取っていきます。この蓋のネジは6本で2種類になります。

ネジを取った後は、工具セットについているヘラのようなもので金属の蓋を外しますが、黒い樹脂のWiFiアンテナ部分にリード線がついているのでゆっくり外し、リード線を外します。

ファン、ロジックボード、電源ユニット、HDDユニットの取り出し

 HDDユニットを取り出すまで、手順通りに進めれば問題なくできましたので端折ります。最終的に下記パーツに分解できました。左上から、裏蓋(樹脂)、裏蓋(金属)、ファン、ロジックボード、筐体、HDDユニット、電源ユニットです。

HDD取り出し、SSDへの置き換え

 HDDユニットからHDDを取り出しますが、このネジはT8になります。更に外したHDDからSATAのコネクタを取り外します。

次に取り出したコネクタを前回クローンイメージを書き込んだSSDに取り付けます。また、取り外したHDDはSSDの代わりにケースに取り付け、外付けディスクにします。これから先は、SSDを装着して分解したものを組み立てていけばよいのみです。

動作確認

 組み立てて後、いよいよ電源投入、リンゴマークが出るまでに時間がかかったので少し焦りましたが、ほどなく起動、デスクベンチマークによると読み書きで500MB/秒前後の速度が出ており、アプリの起動も以前のようにアイコンがくるくる回らずスムーズに立ち上がり、快適に使えるようになりました。

快適に使えるようになったので、以前アリババにて格安で購入したモバイルディスプレイ(15.6インチ)をつけて家の中で持ち運びができる環境を作ってみました。モバイルディプレイの電源はMacのUSBポートから取れ、Macの電源をつなぐだけで使えますのでノートPCのような可搬性を実現できます(あくまでも家の中でですが)。